Think for IT

株式会社オルタナティブシーはお陰様でUI/UXの場で活躍させて戴いておりますが、基本的には情報処理屋です。

代表取締役の高瀬は一般的な開発会社から業界をスタートし、PG(プログラマ)やSE(システム・エンジニア)を経て開発部隊のマネジャーとなり、そこから妙な御縁でデザインや広告といった制作を学ぶいう奇妙なキャリアを持ちます。人生は何が起こるか本当にわからないものです。

UI/UXに関わる約7年前までは多くの開発会社と同じようにビジネスの要求を汲み、効率化を目指して情報システムを構築しておりました。

ですが、リリース後の現場で目の当たりにしたのは「情報の多様化と物量の多さ」や「複雑な操作」でした。まるでコンピューターが行うような概念の部品化や煩雑なオペレーションをユーザーに強要しているように思えたのです。

これではいけない。主役が情報システムになっている、と感じた経験は一度や二度ではありません。
コンピューターは読み込んだものは全て受け入れますが、人間は処理できない新情報は拒否するからです。

あるデザイナーは、椅子は主役になれないと云います。目的に沿った空間が無ければ、よっぽどその椅子に魅入られない限り、椅子だけ購入して終わりという人はいないという意味です。同じように魚だけ食べて満足する人はそうそう居らず、お米が欲しくなってしまうものと漁師さんが仰っているのを聞いたことがあります。それらと同様に、情報システムもビジネスがあってのものであるはずです。

情報システムとは平たく云うと、「読込」・「計算」・「書出」・「保管」を容易に「反復」でき、また、複数人で「並列利用」が可能なものと私は思っています。これは業務システムも、今ご覧戴いているWebも同じです。

これらを如何に簡単に人間が扱えるかを考え、情報システムに実現する。という想いが我々の使命であり、社会への貢献ができるものと考えています。

例えば、社内に複数存在する基幹システムの情報を集約し、直感的で官能的に情報を把握することが出来れば、ビジネスの正しさが見えてくるはずです。もしくは誤りに気付き、迅速な判断に役立つこともあるでしょう。もちろん外部からの情報をまぶせば、様々な比較や検討も可能です。

「百聞は一見に如かず」という言葉がありますし、「メラビアンの法則」も一般的かと思いますが、この情報社会では人の頭脳は「容れ物として小さすぎる」と言われています。現代においては何を見て、何を情報とするか、が重要なのは言うまでもありません。

我々にお声掛け戴けることで皆様の持つ情報を生々しくお見せし触れる日が来ること、そこから皆様のビジネスが加速し発展することを心より願うばかりです。